fc2ブログ

セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

コツコツコツコツガラッ

はい皆さん席について下さい帰りのホームルームを始めます
まず先生皆さんに聞いておきたいことがあるんですけど目をつぶって顔を伏せてください
はい宮下くんきょろきょろしちゃダメ中川くんもちゃんと目を閉じてください先生には分かってるんですよ
……ちゃんと目をつぶりましたかー?薄目開けてませんかー?
それではこれから尋ねることに思い当たる人は正直に手を挙げてくださいねいいですか
amazonで「チューバはうたう mit Tuba」を買った際に


Figma 涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 制服ver. も一緒に買った人は誰ですかー?


……いいですか先生怒ってるんじゃないんですよ
ただこの商品を買った人はこんな商品も買っています
長門のフィギュアが入ってる理由が知りたいだけなんです
いないですか皆さんー?
正直に話さないとおうちに帰れませんよー?
いないんですかー?


-------- ☆ --------


今週水曜日のサイン会?に使うポスターを、友人の飯田橋君が作ってくれましたよ。

poster


ナイスな仕上がりになりました。ありがとうございます。
今度おごるから豪遊しましょうね飯田橋君。
和民かさくら水産あたりで。


-------- ☆ --------


昨日旅人な人々とお花見に行ったり、帰りに草間弥生さんの映画を見たりして
たいそう面白かったのですが、それはまたあとで。
スポンサーサイト



うっかりしてて告知が遅れてしまったのですが、
CICALA-MVTAさんのご厚意で、サイン会をやることになりましたですよ!


……というとやや誇張があるのですが、
来る4月2日、吉祥寺でのライブで、拙著「チューバはうたう mit Tuba」を
販売していただけることになりましたのです。
で、セガワもこっそり売り子に混じって、買って下さった方にはサインなどをしようかなと。
お分かりの方はお分かりかと思いますが、本作を書くに当たって
なによりのインスピレーションを与えて下さったバンドなので、嬉しいことこの上ないです。
なんかもう、申し訳ないような申し出でありました。
大熊さん、みわぞうさん、どうもありがとうございます。
誰も買ってくれなくても、泣かない覚悟は出来ております。


まあ別に提灯記事書くつもりもないのですが(とか言いつつゴマ擦る気は以下略)、
今回のライブは面白そうですよ。
通常の編成に加えて、なんとチューバが二本にドラムが二組。
低音にビートを二倍に増強という景気の良さです。
実は昨年末、同じ会場でやった「シカラムータの年越さナイト」というライブには行って来たのですが、
こちらもツインチューバという編成で、
そのゴージャスな低音の爆裂ッぷりを堪能して参りました。
実に気持ちよかったです。腹膜とか横隔膜とか、いろいろ震えまくりで。


しかも、そこで披露された新曲が「泥の道」というタイトルで……。
……ウワァ。
mit Tubaをお読みになった方はお気づきかも知れませんが、作中に出てきた
「泥の道をどこまでも歩く」という曲にインスパイアされたものだそうです。
驚きのあまり小便漏らしそうになりました。
なんかもう、書き手冥利に尽きる話でした。
ありがとうございました。


なので、まあセガワの小説はともかく、
お時間のある方、「シカラムータ・ダブルビート・オーケストラ」にぜひおいで下さいませ。
日常生活で溜め込んだ不満不安不愉快夫充足、すべて汗になって流れ落ちること請け合いですよ。
4月2日(水)、吉祥寺・Star Pine's Cafeにて、18:30開場の19:30開演です。


(追記)
書き忘れてましたが、
セガワの小説、当日だとちょっぴり割引で買えます。
店頭1470円のところ、1300円ポッキリのご奉仕価格で。
本日付けの讀賣新聞で、
群像4月号に掲載された「猫がラジオを聴いていたころ」がちょっぴり紹介されてました。
文芸欄の、今月の文学動向みたいなコーナーです。
ありがとうございますー。

(追記)
讀賣新聞のwebで公開されていたので、リンクしておきます。
(2008.3.26)
友人Bくん(イニシャルじゃないけど事実上イニシャル)からメールがありました。
Bくんは高校時代からの友人なのですが、
高校時代に貸してくれたお勧めの曲がフルトヴェングラーのピアノ協奏曲だったり、
遊びに行ったら貨物時刻表を毎号買ってて驚愕したり、
アマオケでファゴットを吹いていると思ったらコントラファゴットを個人購入してしまったり

マー

なんというかその、

いろいろと業の深い個性の豊かな人です。





で、そのBくんがどうも盛岡にいるようなのですが、その理由が
連休を利用して岩泉線に乗りに行くという

マー

なんというかその、

相変わらず着々と余計な人生の功夫を積んでいる趣味に生きているようなのですが。
(ちなみに岩泉線に縁もゆかりもない、大多数のみなさまにはこちらをどうぞ。
  岩泉線の時刻表
  岩泉線の駅のたたずまい
  岩泉線のある意味ハイライト
  
しかしそんなBくんの奇特な趣味のおかげで、ステキな情報が手に入りましたよ。





さわや書店


ウワァ!平積みだ!
さわや書店様、本当にありがとうございます。
(公式サイトがないようなので、こちらのアドレスで失礼します)
ええ、別に提灯記事書くつもりもないんですが(と言いつつゴマ擦る気は満々です)、
さわや書店って昔ッから品揃えが良かったんですよ。
帰省した折りにちょいと暇だなーなんか読む本でもとぶらぶら肴町のアーケードを徘徊しつつ
さわや書店に入ったら、白水uブックスがどっさり揃っていたり、
ちくま学芸文庫がどっさり揃っていたり、国書刊行会の海外小説がどっさり揃っていたり。
商売大丈夫なんだろうかと余計な心配をしてしまうほど、
本好きにとっては鋭いラインナップが揃っている本屋さんであります。
地方にこういう本屋さんが頑張っていてくださると、本当に励みになりますよ。


そんなわけで、さわや書店をはじめとする全国有名書店の一部で絶賛平積み中!の
「チューバはうたう mit Tuba」、重ねてよろしくお願いいたします。





あっ、Bくん本当にどうもありがとう。
また上京の折にはなんか奢ります。
というわけで、昨日無事「チューバはうたう―mit Tuba」が発売になりました。
ウワァ楽しみだなぁということで近隣の書店を三軒ほど回ってみましたが、


…………ボクの本は全国有名書店でお買い求めになれないのかもしれないなと
ぼんやり感づいたところで切り上げて帰ってきたセガワです。
みなさまお元気でしょうか。
べ、別に泣いてなんかいませんよいえ花粉症がひどくてちょっと。


オンライン書店での扱いはあるようなのですが、商品イメージが載っていなくて残念なので
せっかくですからこちらに載せておきます。

チューバはうたう_高解像度


前にもご紹介したとおり、表紙は衿沢世衣子さんにお願いしました。
セガワの大好きな漫画家さんなのですが、なんとも素敵な表紙に仕上がりましたよ。
チューバのゴロンとした存在感が伝わってくるようで、とても気に入っております。


書き下ろした2篇のうち、
「飛天の瞳」は海外旅行の話です。
大衆音楽成分と高齢化社会成分もちょっと添加しております。
また例によって、底意地の悪いノスタルジアモノになるんでしょうか。


「百万の星の孤独」はプラネタリウムの話です。
古い時代の恋の話や、過疎の町のグダグダッぷりなども少々混入しております。
きちんと改行とかカギカッコも使っているので、読みやすいですよ(当社比)。
登場人物に名前つけてますし。


そんな感じです。
どこかでお手に取っていただければ嬉しいです。



チューバはうたう―mit Tubaチューバはうたう―mit Tuba
(2008/03)
瀬川 深

商品詳細を見る


↑amazonのリンクを張ってみました。





↑bk1でも買えるようです。結構入荷してるよと友人が教えてくれましたので、こちらもよろしくです。


(追記)
拍手コメントで、こちらのオンライン書店にはイメージもあるようですよと教えてくださった方がいました。
どなたか存じませんがありがとうございます。
というか、拍手コメントと機能に初めて気付きましたよ(汗
それから速水らの字先生、わざわざお探し下さってありがとうございました。
発売にあわせて告知しようかと思っていたのですが、
余りにも面白いことがあったのでフライングしてしまいます。


すでにお知らせしたとおり、第23回太宰治賞受賞の拙作「mit Tuba」は
「チューバはうたう~mit Tuba」と改題されて筑摩書房より単行本になります。
発売は3/18と決まりました。
まあそんなわけで、先週編集さんから見本の分もいただき、
ようやっとかたちになったマイ初単行本にホクホクしていたわけですが。


この小説をきっかけに知り合ったT先生というかたがいます。
某国立大の助教授にして音楽ライターやCDのプロデュースもやっていたるというすごい人で、
なんというかその、
小説に書いてしまいたくなるようなキャラクターなんですが。
この先生には、 mit Tubaがらみでいろいろお世話になっていたので
是非単行本化の暁には献本しようと思っていたのですが、
なんと3/15より休暇を取って旅行に出かけるとのこと。
なので、一足早く、手元にあった見本の一冊を献本することにしました。


ここですごいのは、
なんと旅先がアルゼンチンはブエノスアイレスであること。
ウワァ。
なんと我が処女単行本、
正式な発売を前に、地球の裏側まで旅をすることになってしまいそうです。
「現地の日本人に勧めてきますよ」
「ありがとうございますぅ」
ブエノスアイレスには、タンゴなどの音楽を学びに留学している邦人も多いらしく、
T先生はお仕事がら知り合いもいるのだとか。
発売前に地球の裏側で読まれる小説というのも、なんかものすごいことであるような気がするんですが。


というわけでチューバ娘の物語、
これを書いている今頃は、日本のぐるっと反対側に到着していることでしょう。
ラ・プラタの流れに古びたヨーロッパ様式の町並みにタンゴの響き、
ボルヘスやフエンテス、ピアソラ、アルヘリッチの祖国。
おもいっきり紋切り型な想像しかできないのですが、
憧れのアルゼンチンに作者よりも先に旅できるなんてああ悔しいギギギ。
遠い旅をにおわせて唐突に締めくくられる、チューバの物語にはどことなくふさわしい気もしますが。


そんなわけで18日、また改めて記事を書くつもりですが、
瀬川深「チューバはうたう~mit Tuba」、どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、群像4月号が発売になりました。
どうぞよろしくお願いします。
インパクト強い写真が表紙です。
アムハラ文字の看板が掛かっているんですが、エチオピアでしょうかこれは。


まあ一作書いたのでしばらく息抜き、というのができない貧乏症な性分なんですが、
週末はちょいと湯治に出かけてくる予定なので、のんびり積んである小説でも読んで
鋭気を養おうとおもってます。
ジャンジャック・エシュノーズとかレイモンド・アレナスとか井上光晴とか、
気になる作家の作品がいくつか手元にあるので。


その点漫画はさくさく読めるのでありがたいですが、
最近購入した漫画に大当たりが多くて嬉しかったですよ。
タイム涼介「明日の弱音」とか(傑作)、花輪和一初期作品集とか、
丸尾末広「パノラマ島奇譚」とか、シグルイ10巻とか。
あっそうだ今日はみつどもえの4巻も出たんだった。
このへんもレビューでも書きたいところですがなかなかやる気が時間が。


そんな感じで長編のプロットができあがりやしないかなと都合良くポジティブシンキングのアケクレです。
それから、某雑誌のインタビュウを受けて参りました。
もう少ししたら詳細書きます。



(追記)本文に致命的な誤字があったので直しました。
タイトルに地味に仕込んだ小ネタが無駄になっちゃうところでしたよまったくもう。
湯治ですよ湯治。
山奥のひなびた温泉場で若後家さんとシッポリした仲になったりするアレです(昭和脳)。

segawashin

Author:segawashin
2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
ホームページはこちら。
www.segawashin.com
ツイッターはこちら。
http://twitter.com/#!/segawashin

この人とブロともになる