セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

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 どうもこんにちは、セガワ@ポルトガルです。ポルト、ナザレ、オビドス、シントラというポルトガル幕の内弁当のような旅をして本日リスボンに戻る予定です。なんというかポルトガル、久しぶりにバックパッカーの血が騒ぐ国ですね。適度に不便で、貧乏旅行者も多くて。ヨーロッパ人のパッカーがやたらに多いです。お年寄りのツアー客の傍らでカップルがいちゃついているのなんか日常茶飯事です。ああもう死ねばいいのにと思ったりしながらでもまあ基本的にはまったりのポルトガル旅行、とりあえず現地より旅行者向けのミニ情報をいくつか。完全にセガワの経験に即しておりますので、誤解・誤謬などの点はご容赦。

(基本情報)
・夏のハイシーズンですが宿はとりあえず何とかなります、だけどかなり強気な値付けをしてきますよ。ドミトリーで10~20ユーロ、シャワー付けると40を切れば御の字。部屋を見せてもらうのは必須。窓があるとないとだけでもえらく違います。

・全体的に物価が上がり気味なのか夏だからなのかわかりませんが、歩き方・ロンプラの値段よりも1~2割上がっていることが多いです。これにユーロ高の合わせ技で軽く涙目になっています。

・とにかく英語は通じません。観光地でも通じません。なんとかなるのはかなりいいホテルのフロントと観光案内所ぐらい(こちらも場所によってはちょっとあやしい)。セガワはスペイン語をちょびっと喋れるのでどうにかなるかなーと思っていたらどうにもなりませんでした。スペイン人観光客も英語で交渉してましたし。

(Tips)
・リスボン空港からの空港バスは深夜まで走っています。

・リスボンでは地下鉄ブルー・ラインのサンタ・アポローニア駅まで延伸し、アクセスがすごく楽になりました。

・ポルトではいつの間にか市電22系統が運行しておりました。1系統もちょびっと延伸したっぽい。22番は駅のすぐわきを通ります。でも運行間隔が30分なんでいまいち使い手が悪いんですが。ドウロ川河口付近の海はきれいですよー、大量の地元民が集って大フィーバアしております。

・ヴァラード駅とナザレのあいだ、バスのアクセスは悪いです。一日五本の列車に合わせてバスが運行していないあたりが実にポルトガル魂です。

・同様にカイダス・ダ・ライーニャとオビドス間のアクセスもいまいち、といいたいところなのですが結構バスは走っているようで、問題はバス停の時刻表が古かったり全部掲示していなかったり(!)というポルトガル魂の点にあります。驚くべきは、バスターミナルに行っても時刻表のたぐいは皆無で、窓口のおっちゃんおばさんに尋ねなければならない点。もちろんポルトガル語オンリーで、このへんで軽く涙目になります。もしネットとかで時刻表が調べられるなら、日本で調べていった方がいいかも。

・日曜日はほとんどすべての商店が閉まりますので要注意。ショッピングモール以外ほとんどすべて。こんなに見事な閉店ッぷりはアイルランド以来です。コンビニのたぐいは皆無。

・メシはうまくて安くて量が多いので、その点については完璧と言っていい国ですよ。メニューがポルトガル語オンリーの店だと、とたんに現地価格になります。5ユーロあれば一食食える。

・現地のものは現地が一番安くて旨くて他の土地では食えない、という、ヨーロッパではかなり珍しい特徴を持った国です。たとえばナザレの魚料理はリスボンのほぼ半額。

・ワインが激安なのでぜひ飲みましょう。デキャンタで2ユーロとか、下手するとコーラより安い。

・ネット事情はいまいち悪いとしか。ポルトのマック(リベルダード広場)ではアクセスポイントがありました。リスボンにもあるらしいけど未確認。あとはお高いホテルぐらいですかねえ。ネカフェはちらほら目にするんだけど、日本語環境ないし。

・ポルトでの宿泊、サン・マリーノ。中庭に面した部屋で40ユーロ。受付はポルトガル語オンリー。
 ナザレでの宿泊、アデーガ・オセアノ。海に面した部屋で75ユーロ、面してないと50ユーロ。値段なりに実に快適です。民宿は売るほどあって客引きがすごい。バスターミナルにも近くて便利。眺めは最高。
 シントラでの宿泊、ドイス・オ・クアドラード (Dois ao Quadrado)、ドミトリーで15ユーロ。6人部屋でもちろんシャワートイレ別。部屋はきれいです。ポルトガルで初めて見た、絵に描いたようなパッカー宿です。1階のカフェでワイヤレスインターネットが使えます。これを今書いている場所。行き方ですが、シントラの駅を出てリスボンに戻る方向にしばらく歩き(右手にピザハットあり)、跨線橋を越えて降りたところ。

・たまにビュッフェ形式のメシが食えるので、いろいろポルトガルごはんを試してみたいときにはいいかも。とりあえず行ってみてよかったのはリベイラ市場の二階のレストラン。ちなみに市場の裏手のあたりはちょいとあやしい界隈です。真っ昼間なのに声をかけてくるおねいさんがいて少々びびりました。



とりあえずこんなところ。あさってには帰国です。
Tchau!
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遅い夏期休暇をいただきましたので、ちょっと旅に出てきます。
どこかといえば、
約600年前の独立以来国境線がほとんど変化しておらず、
第一次世界大戦と第二次世界大戦のいずれにも参加せず、
独裁者の擁立も民主革命もほぼ無血で行われ、
ほぼ単一の言語を話し、
同様にほぼ単一の宗教を信仰し、
焼き魚を食べ、
ノーベル文学賞とノーベル医学生理学賞に一人ずつ受賞者を輩出し、
ダブリンに対するジョイスのような、この国の首都を象徴するような一人の大詩人を産んだ国です。
楽しみですよー。


……しかしなぜかノートパソコンが荷物に入っているんですが。
ゲラ直しとか執筆とかまあそういう関係で……。
ネット社会っていやん。


帰国は一週間後の予定です。
それでは行って参ります。
小説を書きました。
原稿用紙で130枚ぐらいだから中編と言っていいのかな。
それにしても短篇・中編・長編の区切りってよく分からないですね。
厳密な定義があるわけではないにせよ。
軍隊食(レーション)とかクレーンゲームとかウィリアム・サローヤンとか廃線跡とかが出てきます。
けっこう今回の作品には執筆後に手を入れたのですが、
直したと思っていてもまだずいぶん作品の風合いというのは変わるもので、
モノゴトにはbestというものなどはなく、ただ大量のbetterがあるのだという持論をまた新たにしました。
これはどっちかと言えば、自分の臨床経験や論文などを書いている課程で考えたことなんですけど。
来月発売の雑誌に載る予定です。確定したら、また告知します。
 意外なことに携帯サイトからエッセイの依頼を受けまして、本日から読むことが出来ます。
 とはいえ媒体はEZニュースフラッシュ増刊号ということで、キャリアがauでなければ受信できないうえ、月額157円かかってしまうそうなのですが……。
 エーまあその。
 機会があったらお読み下さいませ。プレスリリースですが、参考にこちらをどうぞ。
 で、気になる内容なのですが、
































テーマは 初 恋 ということだそうですよ







…………んぁ?……アー初恋?












 まーセガワの初恋といえば中坊の時に好きだった女の子の好きそうな本を図書館で先回りして借りまくってちょっと仲良くなっていっしょにカントリーロード歌ったり坂道自転車で二ケツで昇ったりしたけどそのあと俺イタリアにバイオリン職人の修行に行っちゃったからその後のことはよく分からないやアハハンというまあスタジオジブリがアニメにしてもおかしくないぐらいの美しき思い出しかないのでなに書いていいのかよく分かんなかったのですが









いーえセガワもプロのハシクレです。
書きましたよ!書きましたとも!初恋話をぶっちゃけましたさ!
その赤裸々なぶちまけッぷりに読者の皆さんもドン引き感涙に噎ぶこと間違いなしです!!!
ええ電車の中などで号泣しないようご注意下さいねなんつっても携帯コンテンツですから。
油断大敵というやつです。
あッ推奨BGMはベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」でヨロシク。





えーと配信は三日後までということだそうです。
ご興味おありの方は今のうちに是非どうぞ。
 最近転居しまして。せっかくなので大量収納が可能なブックシェルを購入して、文庫本をまとめて整理しました。ビンボー学生だった頃から文庫本を大量に買っておりましたので、結構な量になっています。
 で、改めて整理していて意外だったのですが(そうでもないか)、小説に限って言えば圧倒的に海外文学>>日本文学という量でした。で、今回はせっかくなので棚を分けて、海外文学は作者のアルファベット順に並べてみたんですが、これが苦労しましたー……。
 だいたいセガワに知識のある外国語は英語ぐらいで、あとはドイツ語、スペイン語、中国語をほんのちょっぴり囓っただけなので、それ以外の言語の人名はパッと思いつかないわけであります。
 特にフランス人!あんたらのスペル、めんどくさいんだよ!!! スペイン語を見習え!……と思ったりはもちろんしませんでしたが(嘘)、レイモン・クノーのスペルがQueneauだとか、ミシェル・ウエルベックのスペルがHouellebecqだとか、いちいち調べないと判りませんわよこんなの。
 あと、意外に曲者なのがロシア語で、頭の中でキリル文字をラテン文字変換しつつ並べてゆくんですが、これも一手間。ゴーリキーはRだっけかLだっけかとか、チョーサーとチェーホフはどっちが先に来るんだろうかとか。
 そして、非西欧語となればもうお手上げ。クッツェーがCoetzee、チュツオーラがTutuolaになるあたりはなんとなーく予想が付いたんだけど、ウマル・ハイヤームがKhayyámでそうか頭文字はKなんだネ♪とか判るかいそんなの!(そもそもハイヤームは姓ではないんだよな……等と考え出すとキリがないのでおとなしくKの棚に収納。)
 そしてめんどくささのどん詰まりが中国人。ピンインで表記すれば一応アルファベットになるんですが、調べるのがめどいので(中国語辞典はまだ箱の底)、老舎はLao sha、莫言はMo Ye、茅盾はMao donな感じかなあと大雑把にあたりをつけて棚に放り込みました。
 あああ疲れた。
 しかしまあなんですね、邦訳でもいろんな国の書物を読むことが出来るもんだなあと思いましたよ。欲を言えば、もうちょっと東欧あたりの小説が訳されないかなとは思うんですが(更に欲を言えば文庫化されてくれれば……)。
 ポーランドやチェコはわりと邦訳が多いと思うんですが、セルビアとかルーマニアなんかにも面白そうな作家がいるんじゃないかと思うんですけどね。あれだけ映画や舞台の伝統がある文化圏なんだから、いると思いますよ。
 まあ勘ですが。


 これで未整理の書物は新書と一部の漫画のみになりました。旧ゲノム全4巻とか棺担ぎのクロとかひだまりスケッチとか木崎ひろすけ全集とかはどこにしまおうかなー。
ちょっと間が空いてしまいましたが、一仕事終わったのでブログを更新します。
エッセイの仕事は初めてだったのですが、掲載が正確に決まりましたらまた告知しますね。


-------- ☆ --------


 前回のエントリーの続きなんですが、セガワは文章を書くときにかなりの割合でシグマリオンⅡというPDAを使っています。これがもう、とんでもなく使い勝手のいいモバイルなんですよ。現時点ではこれなしで文章を書く事態が考えられなくなっております。まともなキーボードを装備しているモバイルっていうのもすっかり無くなってしまったんですが、当時はジョルナダとかモバイルギアとかカシオペアとかMorphyOneとか、選択肢がずいぶんあったんですけどねえ。残念なことです。今でもキーボード付きのモバイルがないことはないですが、親指タイピングなんて論外なんですよ。メールとは文章量が違うんですから(あ、でもそういえば親指だけで携帯使って小説書いて新人賞取った人がいたような。あれはすごいなあ……。ちょっとセガワには無理ですわ)。
 改めて思い出してみたら、購入したのは6年も前です。意外なことにこれはDoCoMoが発売していたんですが、考えてみれば当時、メールを打ったりネットにつないだりするためのモバイルというのが確かに存在していたんですよね。結局携帯が鬼進化してしまったんですっかりお株を奪われた格好になってしまい、今では似たような後継機はなくなってしまったんですが。
 ただ、自分は当時から文字打ちのためだけに購入していたので、ネット云々は正直どうでもよかったです。とにかく自分がシグマリオンⅡを使い続けてきたのは、ブラインドタッチに耐えるキーボードを装備していること、電源オンですぐ使えること、それからATOKを標準装備していること(←これ重要)の三点に尽きるんです。もうひとつ、Pocket WZ Editorというとんでもなく優秀なテキストエディタが発売されていたこともありますね。これはシグマリオン専用というわけではなくWindowsCE用のアプリなんですが、とにかく動作が軽くて便利です(マクロ含めていろいろ高機能なようなんですが、そっちはほとんど使っていません)。シグマリオンについているエディタは、ほんの100kbていどのテキストデータでもフリーズしますからね。根性ないやつです。このWZ Editorと、PDICというこれまた優れものの辞書ソフトに英辞郎とスペイン語の辞書を放り込んでいますが、これでほとんど執筆環境は出来上がりです。辞書入れておくと、学会なんかでも重宝しますし。ほかに、以前はイロイロ不思議な技を使ってUSBメモリを使ったりしておりましたが、今では価格が爆安になったSDカードをCF用のアダプターにくっつけてデータの受け渡しをしています。
 さて、このシグマリオン、当然のごとくとっくの昔に製造中止になっております。発売当初に3台をキープし、その後も中古を見かけてはこまめに購入しているんですが、それでも手持ちのシグマリオンがなくなってしまうことを考えると怖くて仕方がありません。最近はEeePCみたいな低価格パソコンも出てますし、数は減ってきたようですがミニノートっていうジャンルのPCもあります。でも、やっぱり、Windows立ち上げてワープロ開いて、っていうのはちょっとした手間なんですよ。いちおうサブマシンでLibrettoのU100というマシンを持っておりますが(これはこれで大変優れもののノートです)、やはりシグマリオンの手軽さにはかなわないんですよね。とにかくセガワの生活環境ですと、ちょっとの時間に文章を書けるというのはものすごく有り難いことなんです。極端な話、電車で15分、喫茶店で15分あればセガワはそこで文章を書きますから。


 しかし、つくづくデジタルな道具っていうのは寿命が短いなあと思います。もちろん昔からお気に入りの筆記具が製造中止なんてことはあったようですが、デジタルの場合はその規格が廃れてしまうと、代替の手段がなくなってしまうんですよね。極端なことを言えば、たとえば万年筆というものが丸ごと無くなってしまう状態に近い。しかもそのサイクルが年の単位ですから。5年前には普通に買えたシグマリオンも、今では地道にオークションでも探すしかないですし。10年ぐらい前にいわゆるワープロ専用機が製造中止になって軽く騒ぎになったことがありましたが、あのユーザーの悲哀を追体験しているような気分です。
 しかしまあ、本当に、文字打ち用の新しいモバイルが出てきませんかねえ。XPやらVistaが走らなくてもいいんです、ネットにつながらなくてもいいんです。ノート代わりに使えればそれで十分なんです。
 ……まあこんなニッチで変態的な道楽に付き合って下さるメーカーがあるはずもないんですけど。

segawashin

Author:segawashin
2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
ホームページはこちら。
www.segawashin.com
ツイッターはこちら。
http://twitter.com/#!/segawashin

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