セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

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バイクの荷物入れに鍵を入れたまま蓋をしてしまい、
Nooooooooooooooo! バイクが動かせなーい!とパニクったあげく
鍵開け特急便的なところに電話をかけて来てもらい、
あっさり蓋の開いた荷物入れをあさって
Nooooooooooooooo! 中に鍵がなーい!ともう一段パニクったあげくに
ズボンのポッケに入っていたバイクの鍵を発見したセガワです。
皆さんお元気でしょうか。
結構ガチで落ち込んだりしたけれど私は元気です。
あまり役に立ちそうにないオモシロ経験の授業料は8000円でした。
あ、帰国いたしました。


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どうも更新頻度が低くて申し訳ないブログなんですが、
ガッツリ小説書いたのちに更に違う文章書く元気が出ないんですよねえ。
身辺雑記的なことは書いてもあんまり面白くないでしょうし。
フィラデルフィアのマックとスタバの劇的な違いに驚愕したとか
フィラデルフィア交響楽団のワーグナーが素晴らしい出来だったとか
行き帰りの飛行機で読んだ「デルスウ・ウザーラ」が心底おもしろくて
やはり東洋文庫は素晴らしいなと思ったとか
姪っ子の言語発達が面白すぎてチョムスキーさんを改めて尊敬したとか
かんなぎの舞台が仙台って聞いたけど全然それらしい風景がないじゃんと思ったとか
いま少年誌でいちばん熱いスポーツ漫画は弱虫ペダルだよなとか
それなりにいろいろ書きたいことはあるんですが。
まあとりあえず生きてますと言うことがお知らせできればいいと思ったり。
時間ができたらたぶん書きます(弱気)。


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あっでも一つだけ。ヤンマガに載ってたちばてつや「トモガキ」と
マガジンで短期連載されてた小林まこと「青春少年マガジン」、
素晴らしい作品でしたよ。特に前者。
泣きそうになりました。
それにしても昭和中期の漫画の世界、誰も彼もが
痛ましいぐらいに若かったんだなとしみじみ感じ入ります。
ちばてつや氏が20歳で手伝っていたちばあきお氏が16歳。
今ならば若造と鼻で笑われそうな青年と少年が
雑誌の期待を背負う書き手だった、そんな時代の空気を感じ取りました。
なにか新しい表現の形式が勃興するときの特徴であるような気がします。
20年代の映画、
40年代のジャズ、
60年代のロック、
80年代のパソコンやゲームの世界みたいに。


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そういえば長編小説は今最終章を書いているんですが、
現時点で原稿用紙109枚。
文字数カウントをしてみたら42484文字でした。
つまり一枚あたり389.8文字ということになります。


ウワァとってもお得な作りですね!
一文字あたりの単価最安値を目指す小説家セガワをよろしくお願いします!!!!!
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 アメリカのフィラデルフィアという町にいます。こちらの学会に出席するためなんですが。予想通りにとってもおいしくないアメリカごはん(よく言われる『油っぽい』よりも『甘い』ことが元凶ではないのかと薄々感付いてみたり)に涙目になり、ひたすら通じない英語にしょんぼりしつつ、現在滞在四日目です。


 セガワは東海岸の滞在は初めてなんですが、来るときはニューヨーク経由でフィラデルフィアに入りました。NYでちょいと時間があったんで、一応お約束通りに自由の女神を見てきたりエンパイア・ステートビルのてっぺんに登ったりしましたよ。自由の女神は予想していたよりもかなりちっちゃかったのですが、ひょっとするとアレはレプリカだったのかも知れません。
 エンパイア・ステートビルは内部が絶賛改装中で、「きれいに改装するから待っててネ☆」と書いてはありましたけど、おおらかな工事ッぷりに今後の進捗がちょっぴり気になりました。80階まで高速かつ激震で上昇するエレベーターもなかなかのスリルです。あと、「アメリカで一番高いビル(2001年9月11日以来)」とはどこにも書いてありませんでしたが、これもマー大人の配慮というやつなんでしょうか。
 それにしても、NYの街中を歩いていて、俺、あんまりNYに憧れてなかったんだなあと改めて感じました。だいたいNYといってもせいぜい「ゴーストバスターズ」(古ッ)と「ゴースト ニューヨークの幻」(古ッ)ぐらいしか思いつかないので、「アー幽霊の多い町なんだろうなー」というピントのずれた印象しか出てきませんでしたし。ブロードウェイとかタイムズ・スクエアとか、話には聞く地名がどんどん出てくるんですけどね。けっこう日本人には人気の街らしいので、なんか申し訳ないぐらいです。実際来るときの飛行機も、半分以上は観光目的とおぼしき若い女性でしたし。
 あ、グリニッヂ・ビレッジにはちょっと行ってみたかったですけど。これは宮内勝典さんの小説「グリニッジの光りを離れて」の影響が強いかも知れません。河原温がさらっと登場してびっくりします。


 これは以前うちの母と話していて非常に興味深かったことなんですが、1940年代生まれの母と1970年代生まれの自分とでは、アメリカに対する印象がずいぶん違うんですよね。母はとりわけアメリカに好意的だというわけでもないんですが、やはり青春時代に触れたアメリカ映画やアメリカ音楽は本当に素晴らしくて、心の底から憧れることができたらしいです。まあそれは「エデンの東」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とか「ファンタジア」とか「風とともに去りぬ」とかいった映画なんで、昨今のハリウッド映画は同じ箱に入らないみたいですけど。
 翻って自分のいちばん古いアメリカの印象ってなにかなあと思い出してみると、たぶんデトロイトあたりで日本車をぶっ壊していた労働者の映像じゃないかと思ったりします。で、その後もスペースシャトルが事故を起こしたりレーガンがSDI構想をブチあげたり、なんとなく景気のいい話が思い出せない。で、アメリカの印象を決定づけたのが中学校の時に観た「ロッキー4」です。もちろんご存じでしょうが、当時、ものすごいヒットした映画なんですよ。だけど実際観てみると、「ミスターアメリカ」みたいな格好でセクシーダイナマイツなおねいちゃんに囲まれてリングに登場したアポロが、これまた「ミスターソヴィエト」みたいなドラゴにやられてあっけなく絶命。でもってロッキーがソ連に乗り込んでってリベンジマッチなんですけど、科学者に囲まれてハイテクな設備でトレーニングするドラゴと、丸木小屋で野趣溢れるトレーニングに没頭するロッキー。で、マーいろいろあって最後にロッキー勝利。
 ……たぶんこれ、ゴーストバスターズに次いではっきり観たことを憶えているアメリカ映画なんですが、中学二年生だった自分にはあまりにも強烈でしたね。このストーリーはなにかの冗談じゃないかと、最後まで疑ってましたもん。「いやぁまさかこんな見え見えのストーリーが全米No.1ヒットとかね、hahahaまさか」と思いながら見続けて、最後に星条旗をまとって勝利宣言するロッキーを観るに及び、すごい脱力したことを今でも記憶しています。で、こういう映画が大ヒットしちゃうアメリカって、妙な国だなあと思いましたね。(まあ日本でも大ヒットしましたけど。考えてみれば無邪気な反応だなと思います。)
 さすがにそれからずいぶん時間が経って、アメリカの印象がロッキーだけにとどまらないこともよく分かったんですが、それでも自分の好きなアメリカといえばウィリアム・フォークナーとかフラナリー・オコナーとかトマス・ピンチョンの描くアメリカであり、ジョージア・オキーフやエドワード・ホッパーの描くアメリカですから、アメリカの中でもかなりマージナルなものに惹かれているとしか思えません。それにアメリカのメインストリームにあると思われるモノは、今は政治にせよ文化にせよ経済にせよ、できればあんまり深く関わらずに遠巻きに見守っていたいような気がします。
 まあそんなわけで、すっかりすれっからしになってしまったセガワにとってはアメリカというのはとりわけ憧れの国というわけではなく、まァ仕事で行けば十分かなーという程度の印象であります。
 あ、フィラデルフィアはわりと落ち着いていていい街ですよ。中心街は静かな古都といった雰囲気ですが、サウスストリート近辺にはちょいとダメな感じのお店もたまっていてフィラデルフィアのクールでヒップなやんぐが屯しておりますし。それにどでかい中華街が学会会場に隣接しているので、まずいごはんを華麗に回避できるのもいいですね。


 一つだけ余談ですが、大統領選の翌週ではありますが町中には大騒ぎの余波はあまり残っていませんでした。テレビは連日オバマさんのことが特集されてますけど。「オバマグッズで経済効果が80億ドル!」なんて放送を見ると、まあアメリカも平和なんだなと思いました。あ、オバマコンドームというのはちょっと欲しかったです。探してるけど見つからないんだよなあ。ついでにマケインコンドームペイリンコンドームというのもあるようなんですが、「ええッ、そんな途中で破れてしまいそうなモノをッ」と即座に反応してしまったり。下品ですみませんです。

segawashin

Author:segawashin
2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
ホームページはこちら。
www.segawashin.com
ツイッターはこちら。
http://twitter.com/#!/segawashin

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