セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

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  2015年の夏の終わりのこと、無為徒食の日々を送っていた27歳のフリーター青年、原陽一郎は、自分がSoyysoyaなる巨大な食物流通会社のCOE, コウイチロウ・ハラという日系人の遺産管財人に指定されていたことを知る。どうして自分のようなうだつの上がらない若無職を? コウイチロウ老人は本当に自分の縁者なのか?
  陽一郎の探求は自分自身の出自を遡り、東北・岩手県の来歴を探り、満州へ南米へと新天地を求めた移民たちの歴史を辿る。彼の探求は図らずも東北や日本の歴史を描き出し、日本の農政や食糧事情、さらにはグローバル化し巨大化する一方の世界の食のありかたにまで広がってゆく。
  ものがたりを貫く縦糸は大豆である。日本の食を支えてきた慎ましやかな裏方、満州経済を支えた原動力、そして今日では食用に、飼料に、工業原料にと、八面六臂の活躍を見せる万能の種子。そしてSoyysoyaもまた、パラグアイの日系移民によって設立された大豆出荷組合を前身として成長してきた世界企業なのである。
  Soyysoyaとはいかなる存在なのか。穏当な穀物メジャーに過ぎないのか、はたまた秘められた野望を抱く巨大な存在なのか。そのシンボルとする「イグリエガ・ドブレ」の紋章に込められた意味は? 大豆はいったいなにを語るのか? ものがたりは時空を超えて語られてゆく……。


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  SOY!

  3月10日、筑摩書房より書下ろしの長編、「SOY! 大いなる豆の物語」が刊行されました。執筆5年、1200枚超の大作(当社比)です。光栄なことには、推薦文は池澤夏樹先生に頂戴しました! 本文はともかく帯には確実に価値があるよ!!!


  上述のようにまことに奇妙な物語であり、書き手のくわだてが巧く結実しているのかどうか、その点はまことに心もとないのなのですが、少なくとも体力があるうちにできるだけの無茶をしておこうという考えのもと、無謀と蛮勇だけはふんだんに詰めこんだ書物であると思います。自信作であると、控えめに申し上げてよいかもしれません。
  ボールが当たってるのかどうかはともかく、バットのフルスイングぶりについては肉離れ級であると自負しております。ホームラン級のデッドボールになっているとすればそれはそれで悔いはございません。皆様何卒ご一読くださいますよう、よろしくお願いいたします。


  以下、ご興味をひきますかどうか、やけくそ気味にキーワードを列挙しておきますです。大豆、ニート、同人ゲーム、パックマン、東北新幹線、穀物メジャー、ブラジル、パラグアイ、コウイチロウ・ハラ、雑穀、入会権闘争、軍馬育成、凶作、東北大学、歯学部、東日本大震災、河野広中、自由民権運動、戦後民主主義、満州移民、満鉄、狭軌鉄道、コミケ、ビックサイト、筑波大学、関税撤廃問題、営農団体、ファストフード、スローフード、地産池消、茨城県南部、南米移民、深夜アニメ、匿名掲示板、大衆演劇、国性爺合戦、モーションキャプチャー、近松門左衛門、長谷川伸、ストロエスネル、明治天皇、阿弖流為、源義経、豊臣秀吉、戊辰戦争、図書館、インターネット、加藤寛治、ボルヘス、拒食症、メガデータ、我樂多樂團、安居酒屋、沖縄、200カイリ問題、代用魚、ずんだもち。
  なんかもう発狂しそうになってきたのでこの辺で…。

SOY! 大いなる豆の物語 (単行本)SOY! 大いなる豆の物語 (単行本)
(2015/03/10)
瀬川 深

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segawashin

Author:segawashin
2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
ホームページはこちら。
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