セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

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 最近いろいろ捨ててます。
 人生とかプライドとか将来の目標とかではなく(たぶん)、物理的にクソ汚いマイルームのがらくたを大量に。オタクな人生を反映して溜め込むだけ溜め込んだ人生の汚泥を大量排出と言った感じ。
 とりあえず本や漫画などを六箱ほど古書店やブックオフにスローアウェイ。なんとなく取っておいた服も袋一個分ぐらい捨てました。ソファーベッドも捨てたいんだけど、年内に粗大ゴミはもう間に合わないかな。揃いの雑誌はヤフオクなどで売れないものか。


 不思議なもんで、いったんスイッチが入っちゃうと捨てるのに躊躇がなくなりますな。
 なんとなく取っておいた学生時代のサークル名簿とか自主制作のCDとか授業のノートとか、そんなモノにはもはやかけらほどの思い出も残っていないことに気付いたらざっくり捨てられました。
 不思議なことに、気分的にもえらくすっきりするんですよ。
 ただただ部屋が広くなって嬉しいなあとしか思えなくて。


 もちろん無差別に捨ててるわけではなくて、活字の本はあんまり減らしていないです。これは、漫画や雑誌は衝動買いするけど活字の本はわりと選んで買うことを反映しているのかも。
資料的価値が高いこともありますしね。
 あと、旅先で買ってきたものも捨てられないので、これは二つほど箱にまとめました。
 パキスタンで作ってもらったシャルワールカミースとかイエメンのジャンビーアとか、1994年頃の中国の時刻表とかラトヴィア語の絵本とか。
 もう一つ、マーなんと表現したらよいか、アレなもののコレクションも今回は廃棄を見送りました。
 大学にばらまかれてた革マルのチラシとか、ヴァジラヤーナ・サッチャ(オウムの小冊子)とか、ミラクルくん(幸福の科学の少年向け漫画)とか、根本敬さんが紹介していたデンパ系の有名人(『トリコ仕掛けの明け暮れ』『赤軍的地下暴れ』など創案した名フレーズ多数)湊昌子さん直筆の文書とか、テレクラ全盛期の風俗チラシとか、自宅ポストに投げ込まれてた勝共連合のチラシとか。
 こんなものを二十歳前後の頃にせっせこ収集していたわけで、そのイタイさんな過去に今となってはちょっとほほえましい気分になったりもします。
 まあこういうもの、今となっては一種の風俗資料になるかも知れません。


 しかし、自分でも驚いたんですが、人間って結構変化しますよ。こんなに景気よくモノを捨てられるとは思わなかった。まあ俺のコレクター気質が薄いと言われればそれまでなんでしょうが、ここ数年、モノを溜め込むという方向にあまり注意が向かわなくなっていますね。
 いい方向なのか悪い方向なのかは分かりませんか、人間は、変化し変質し変容し続けるようです。


 中島みゆきさんが歌ってましたけど、
「五年かければ人は顔立ちも変わる」(トーキョー迷子)。
 的確すぎて、恐ろしいぐらいです。
「人は誰でも祭りの終わりを知る」(まつりばやし)とか
「ガキのくせにと頬を打たれ少年たちの目が歳をとる」(ファイト)とか
中島さんの歌詞は鋭すぎて怖いようなフレーズが多いですが、いちばんすごいと最近になって気付いたのは

「私がまだ一人旅に憧れてたころ」(遍路)

です。このフレーズのすごさは、本当に、分かるときにならないと分からないと思います。
こういう詞を二十代半ばで書いちゃうんだもんなあ。 
天才ってすごいなあ。
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2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
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