セガワブログ

小説家、瀬川深のブログ。

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ちょっと間が空いてしまいましたが、一仕事終わったのでブログを更新します。
エッセイの仕事は初めてだったのですが、掲載が正確に決まりましたらまた告知しますね。


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 前回のエントリーの続きなんですが、セガワは文章を書くときにかなりの割合でシグマリオンⅡというPDAを使っています。これがもう、とんでもなく使い勝手のいいモバイルなんですよ。現時点ではこれなしで文章を書く事態が考えられなくなっております。まともなキーボードを装備しているモバイルっていうのもすっかり無くなってしまったんですが、当時はジョルナダとかモバイルギアとかカシオペアとかMorphyOneとか、選択肢がずいぶんあったんですけどねえ。残念なことです。今でもキーボード付きのモバイルがないことはないですが、親指タイピングなんて論外なんですよ。メールとは文章量が違うんですから(あ、でもそういえば親指だけで携帯使って小説書いて新人賞取った人がいたような。あれはすごいなあ……。ちょっとセガワには無理ですわ)。
 改めて思い出してみたら、購入したのは6年も前です。意外なことにこれはDoCoMoが発売していたんですが、考えてみれば当時、メールを打ったりネットにつないだりするためのモバイルというのが確かに存在していたんですよね。結局携帯が鬼進化してしまったんですっかりお株を奪われた格好になってしまい、今では似たような後継機はなくなってしまったんですが。
 ただ、自分は当時から文字打ちのためだけに購入していたので、ネット云々は正直どうでもよかったです。とにかく自分がシグマリオンⅡを使い続けてきたのは、ブラインドタッチに耐えるキーボードを装備していること、電源オンですぐ使えること、それからATOKを標準装備していること(←これ重要)の三点に尽きるんです。もうひとつ、Pocket WZ Editorというとんでもなく優秀なテキストエディタが発売されていたこともありますね。これはシグマリオン専用というわけではなくWindowsCE用のアプリなんですが、とにかく動作が軽くて便利です(マクロ含めていろいろ高機能なようなんですが、そっちはほとんど使っていません)。シグマリオンについているエディタは、ほんの100kbていどのテキストデータでもフリーズしますからね。根性ないやつです。このWZ Editorと、PDICというこれまた優れものの辞書ソフトに英辞郎とスペイン語の辞書を放り込んでいますが、これでほとんど執筆環境は出来上がりです。辞書入れておくと、学会なんかでも重宝しますし。ほかに、以前はイロイロ不思議な技を使ってUSBメモリを使ったりしておりましたが、今では価格が爆安になったSDカードをCF用のアダプターにくっつけてデータの受け渡しをしています。
 さて、このシグマリオン、当然のごとくとっくの昔に製造中止になっております。発売当初に3台をキープし、その後も中古を見かけてはこまめに購入しているんですが、それでも手持ちのシグマリオンがなくなってしまうことを考えると怖くて仕方がありません。最近はEeePCみたいな低価格パソコンも出てますし、数は減ってきたようですがミニノートっていうジャンルのPCもあります。でも、やっぱり、Windows立ち上げてワープロ開いて、っていうのはちょっとした手間なんですよ。いちおうサブマシンでLibrettoのU100というマシンを持っておりますが(これはこれで大変優れもののノートです)、やはりシグマリオンの手軽さにはかなわないんですよね。とにかくセガワの生活環境ですと、ちょっとの時間に文章を書けるというのはものすごく有り難いことなんです。極端な話、電車で15分、喫茶店で15分あればセガワはそこで文章を書きますから。


 しかし、つくづくデジタルな道具っていうのは寿命が短いなあと思います。もちろん昔からお気に入りの筆記具が製造中止なんてことはあったようですが、デジタルの場合はその規格が廃れてしまうと、代替の手段がなくなってしまうんですよね。極端なことを言えば、たとえば万年筆というものが丸ごと無くなってしまう状態に近い。しかもそのサイクルが年の単位ですから。5年前には普通に買えたシグマリオンも、今では地道にオークションでも探すしかないですし。10年ぐらい前にいわゆるワープロ専用機が製造中止になって軽く騒ぎになったことがありましたが、あのユーザーの悲哀を追体験しているような気分です。
 しかしまあ、本当に、文字打ち用の新しいモバイルが出てきませんかねえ。XPやらVistaが走らなくてもいいんです、ネットにつながらなくてもいいんです。ノート代わりに使えればそれで十分なんです。
 ……まあこんなニッチで変態的な道楽に付き合って下さるメーカーがあるはずもないんですけど。
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2007年、「mit Tuba」で
第23回太宰治賞受賞。
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